過去の日記の拾い読み(6)

平成24年10月21日の日記より

午前10時過ぎ起床
筒井清忠『昭和戦前期の政党政治』読み始める。
大衆が政治参加することの是非。
大日本帝国憲法下の内閣、とりわけ政党内閣は鎌倉幕府程度の不安定なものであった。
わずか8年間というがイギリスのような二大政党制が続いたことは奇跡的である。
しかも、その間に普通選挙が始まっているというのに。


平成24年10月22日の日記より

午前6時起床
仕事を定時で終えて帰宅後『昭和戦前期の政党政治』を続けて読む。
ファシズムやスターリニズムより性質が悪いのが大衆デモクラシーである。大破局に到るまで止まることのない死の行進である。オルテガの凄いところは大衆の本質を鋭く見極めていたことである。
もっともブルジョア政党同士の泥仕合はあまりにも見苦しい。それでも現在の政治状況に比べればまだマシな感じがする。明治の空気を吸ってきた人達だからだろう。
さて、昭和・平成の空気を吸ってきた我々はこの先いかにあるべきか。


平成24年10月23日の日記より

午前6時起床
睡眠不足で頭が回らずいつもにましてミスが多い。
『昭和戦前期の政党政治』読了。
これほど真面目でかつ面白い書籍に出会ったのは久しぶりである。
「大衆デモクラシー」という現象を否定的な意味で使っているが、そもそもオルテガが説くようにエゴむき出しの大衆が増殖した社会では健全なデモクラシーなど期待できない。一方、大衆社会なしにデモクラシーは成立しえない。これは深刻なジレンマである。
肥大・増殖した大衆を抑えつけるにはファシズムやスターリニズムが手っ取り早い。両者はベクトルが外向きか内向きかの違いだけでその本質にほとんど違いはない。「天皇制ファシズム」という今では死語に近い概念も(言葉としての不整合はともかく)決して否定的なものではないと考えられる。

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